“世界が尊敬する日本人100人” (「ニューズウィーク日本版」)に選出。
NHK、「AERA」他で話題の 「中国で最も有名な日本人」による、初の自伝。
嫌中、親中を超えて語られる、生身の「中国」。
中国を愛し、嫌い、憎しむ、すべての人たちへ―。
中国でテレビ・映画俳優として、さらにはバラエティ番組の司会として広く人気を獲得し、いまや「中国で最も有名な日本人」といわれる矢野浩二。
彼は、森田健作の付き人としての8年間にわたる修業時代を経て、何のつてもコネもないまま30歳を目前にして単身中国へ渡る。
自ら切り開くしかない境地、そして根強い反日感情……。
悪戦苦闘しながら、彼はかつての戦争時代の日本軍人役を演じることで徐々に頭角を現していく。
しかし、中国で年間何百本と作られるこういったドラマ・映画は、反日感情が前面に押し出されたもの。
残虐非道な日本軍人役を演じる彼には、いつしか「鬼子役者」というあだ名がつけられていく……。
ようやく築いたその地位を捨て去り、彼が得たものは何か。
中国のテレビ界、映画界とはどういった世界なのか。
嫌中、親中を超えて、自ら身を投じた者にしかわからない、本当の中国と中国人が生き生きと描かれる。
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