我我我

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• 　ぬるま湯につかりながら、人間の体の水は七〇％だっけかな、八〇％だっけかな、と考える。七、八割が水の風船が人間なんだから、この皮を破ったら、俺の半分以上は水に溶けちまうわけだ。 　俺は自分のへそを破る光景を思い浮かべる。へそから透明な汁が風呂の中に広がり出て、俺はゆっくりとしぼみ、しわしわになっていく。水の俺は湯に広がり、湯の温度を少しぬるくする。水に混じった俺のことを、もはや誰も俺だとは思わない。どこまでが俺でどこまでが水かなんて、誰にも区別はつかないのだ。　　　 (查看原文)

  カルロス三郎太 2013-10-15 16:44:28

• 俺らは山登り気分を楽しみたかったので、いかにも山道な稲荷山コースを歩いた芽吹いた葉が広がりきって、山全体が鮮やかな若緑に光っている。俺は、お茶漬けの中を浮遊する具のような気分になった。 (查看原文)

  カルロス三郎太 2013-10-24 13:45:50

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