悲しさを泉から掬うように、ぼくはあるとき、七年間を失った。
奇妙にからみあう運命のなかで、ぼくにもたらされた約束はただひとつ、初恋の「きみを守ること」。でも大人になるその途中で、ぼくは神話のように「妹」を手にとった。摘みとってしまった花はその香りでぼくを離さない。その花はポーフィロジーン。両手をひろげてぼくを求めている。「妹」を裏切るかのようにぼくは初恋のきみと、陶酔のオートエロティックに溺れる……。静かに雪の降るなかでぼくを待っていた「妹」は、汚されていた。天使達は天国にいてもぼくたちほど幸福でなかったから、ぼくたちをうらやんだのかもしれない。運命は壊れやすく、脆く、切ない。ぼくが目指すべき未来はどこにあるのだろう? ぼくが救うべきひとは誰なんだろう? ぼくの道は続いていく。
0 有用 冰冰 2013-08-27 14:35:38
#书永远会让想读他的人看懂#昨天经过好久都没有逛的书店忍不住进去转了一圈,想要的杂志果然因为赠品原因提前告罄。带着失望的心情扫了一眼新刊区,不知道是位置的原因还是心情的原因,一眼就看到了白仓由美的<きみを守るために、ぼくは夢をみるⅣ>连载的轻小说一上来就看第四本…但还是忍不住买下了。