序 章 地方文化から地方社会を考える
1 フィールドとの出合い
2 伝統という信念
3 都市祭礼という視座
4 ローカル・アイデンティティー
5 本書の構成
第1章 地方社会と近代化
1 茨城県石岡市
2 国府のまち「府中石岡」
3 近代とまちの変貌
4 歴史のまちへ
5 「歴史」を客体化する
第2章 昭和の郷土運動と郷土像の形成
1 「歴史の里」石岡
2 石岡史蹟保存会
3 石岡史蹟保存会と顕彰・保存運動
4 郷土と郷土史家たち
5 受け継がれる郷土像
第3章 無形民俗文化財と新たな民俗芸能の創出
1 文化財指定制度と民俗芸能研究
2 無形民俗文化財・石岡ばやし
3 石岡ばやしの誕生
4 文化財は人を格付けする
5 文化的パフォーマンスとしての民俗芸能
6 石岡ばやしが意味すること
第4章 地域史としての都市祭礼
1 都市祭礼の宗教性を支える
2 近代以前の常陸國總社宮大祭
3 近代と常陸國總社宮大祭――氏子のまつり
4 石岡のおまつりの誕生――市民のまつり
5 問われる「あり方」
6 都市祭礼の弁証法
第5章 都市祭礼のレーゾンデートル
1 常陸國總社宮大祭=石岡のおまつりの参加構造
2 常陸國總社宮大祭の年番町になる――青木町を通して
3 石岡のおまつりの非年番町になる――小川道町を通して
4 都市祭礼の担い手たち
終 章 現代日本社会のローカル・アイデンティティー
1 「伝統化」のロジック
2 外部世界とのコミュニケーションツールとしての都市祭礼
3 周縁化する地方社会を語る
参考文献
あとがき
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收起)
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