《心》的原文摘录

  • 往日跪在其人脚前的记忆,必使你下一步骑在其人头上。 我之所以摒弃今天的尊敬,是为了明天不受侮辱;之所以忍耐今天的寂寞,是为了明天不忍受更大的寂寞。 生活在充满自立、独立、自我的现代的我们,作为代价恐怕人人都必须品尝这种寂寞。 (查看原文)
    Cos40°の僕 27赞 2012-06-08 22:25:24
    —— 引自第25页
  • 「私(わたくし)はそれからこの手紙を書き出しました。平生(へいぜい)筆を持ちつけない私には、自分の思うように、事件なり思想なりが運ばないのが重い苦痛でした。私はもう少しで、あなたに対する私のこの義務を放擲(ほうてき)するところでした。しかしいくら止(よ)そうと思って筆を擱(お)いても、何にもなりませんでした。私は一時間経(た)たないうちにまた書きたくなりました。あなたから見たら、これが義務の遂行(すいこう)を重んずる私の性格のように思われるかも知れません。私もそれは否(いな)みません。私はあなたの知っている通り、ほとんど世間と交渉のない孤独な人間ですから、義務というほどの義務は、自分の左右前後を見廻(みまわ)しても、どの方角にも根を張っておりません。故意か自然か、私はそれをできるだけ切り詰めた生活をしていたのです。けれども私は義務に冷淡だからこうなったのではありません。むしろ鋭敏(えいびん)過ぎて刺戟(しげき)に堪えるだけの精力がないから、ご覧のように消極的な月日を送る事になったのです。だから一旦(いったん)約束した以上、それを果たさないのは、大変厭(いや)な心持です。私はあなたに対してこの厭な心持を避けるためにでも、擱いた筆をまた取り上げなければならないのです。 (查看原文)
    眠未 5赞 2018-09-06 16:05:18
    —— 引自章节:下 先生と遺書
  • その上私は書きたいのです。義務は別として私の過去を書きたいのです。私の過去は私だけの経験だから、私だけの所有といっても差支(さしつか)えないでしょう。それを人に与えないで死ぬのは、惜しいともいわれるでしょう。私にも多少そんな心持があります。ただし受け入れる事のできない人に与えるくらいなら、私はむしろ私の経験を私の生命(いのち)と共に葬(ほうむ)った方が好(い)いと思います。実際ここにあなたという一人の男が存在していないならば、私の過去はついに私の過去で、間接にも他人の知識にはならないで済んだでしょう。私は何千万といる日本人のうちで、ただあなただけに、私の過去を物語りたいのです。あなたは真面目(まじめ)だから。あなたは真面目に人生そのものから生きた教訓を得たいといったから。 (查看原文)
    眠未 5赞 2018-09-06 16:05:18
    —— 引自章节:下 先生と遺書
  • 私は暗い人世の影を遠慮なくあなたの頭の上に投げかけて上げます。しかし恐れてはいけません。暗いものを凝(じっ)と見詰めて、その中からあなたの参考になるものをお攫(つか)みなさい。私の暗いというのは、固(もと)より倫理的に暗いのです。私は倫理的に生れた男です。また倫理的に育てられた男です。その倫理上の考えは、今の若い人と大分(だいぶ)違ったところがあるかも知れません。しかしどう間違っても、私自身のものです。間に合せに借りた損料着(そんりょうぎ)ではありません。だからこれから発達しようというあなたには幾分か参考になるだろうと思うのです。 (查看原文)
    眠未 5赞 2018-09-06 16:05:18
    —— 引自章节:下 先生と遺書
  • あなたは現代の思想問題について、よく私に議論を向けた事を記憶しているでしょう。私のそれに対する態度もよく解(わか)っているでしょう。私はあなたの意見を軽蔑(けいべつ)までしなかったけれども、決して尊敬を払い得(う)る程度にはなれなかった。あなたの考えには何らの背景もなかったし、あなたは自分の過去をもつには余りに若過ぎたからです。私は時々笑った。あなたは物足りなそうな顔をちょいちょい私に見せた。その極(きょく)あなたは私の過去を絵巻物(えまきもの)のように、あなたの前に展開してくれと逼(せま)った。私はその時心のうちで、始めてあなたを尊敬した。あなたが無遠慮(ぶえんりょ)に私の腹の中から、或(あ)る生きたものを捕(つら)まえようという決心を見せたからです。私の心臓を立ち割って、温かく流れる血潮を啜(すす)ろうとしたからです。その時私はまだ生きていた。死ぬのが厭(いや)であった。それで他日(たじつ)を約して、あなたの要求を斥(しりぞ)けてしまった。私は今自分で自分の心臓を破って、その血をあなたの顔に浴(あ)びせかけようとしているのです。私の鼓動(こどう)が停(とま)った時、あなたの胸に新しい命が宿る事ができるなら満足です。 (查看原文)
    眠未 5赞 2018-09-06 16:05:18
    —— 引自章节:下 先生と遺書
  • しかしそんな事は問題ではありません。ただこういう風(ふう)に物を解きほどいてみたり、またぐるぐる廻(まわ)して眺(なが)めたりする癖(くせ)は、もうその時分から、私にはちゃんと備わっていたのです。それはあなたにも始めからお断わりしておかなければならないと思いますが、その実例としては当面の問題に大した関係のないこんな記述が、かえって役に立ちはしないかと考えます。あなたの方でもまあそのつもりで読んでください。この性分(しょうぶん)が倫理的に個人の行為やら動作の上に及んで、私は後来(こうらい)ますます他(ひと)の徳義心を疑うようになったのだろうと思うのです。それが私の煩悶(はんもん)や苦悩に向って、積極的に大きな力を添えているのは慥(たし)かですから覚えていて下さい。 (查看原文)
    眠未 5赞 2018-09-06 16:05:18
    —— 引自章节:下 先生と遺書
  • 話が本筋(ほんすじ)をはずれると、分り悪(にく)くなりますからまたあとへ引き返しましょう。これでも私はこの長い手紙を書くのに、私と同じ地位に置かれた他(ほか)の人と比べたら、あるいは多少落ち付いていやしないかと思っているのです。世の中が眠ると聞こえだすあの電車の響(ひびき)ももう途絶(とだ)えました。雨戸の外にはいつの間にか憐(あわ)れな虫の声が、露の秋をまた忍びやかに思い出させるような調子で微(かす)かに鳴いています。何も知らない妻(さい)は次の室(へや)で無邪気にすやすや寝入(ねい)っています。私が筆を執(と)ると、一字一劃(かく)ができあがりつつペンの先で鳴っています。私はむしろ落ち付いた気分で紙に向っているのです。不馴(ふな)れのためにペンが横へ外(そ)れるかも知れませんが、頭が悩乱(のうらん)して筆がしどろに走るのではないように思います。 (查看原文)
    眠未 5赞 2018-09-06 16:05:18
    —— 引自章节:下 先生と遺書
  • 私はこの公認された事実を勝手に布衍(ふえん)しているかも知れないが、始終接触して親しくなり過ぎた男女(なんにょ)の間には、恋に必要な刺戟(しげき)の起る清新な感じが失われてしまうように考えています。香(こう)をかぎ得(う)るのは、香を焚(た)き出した瞬間に限るごとく、酒を味わうのは、酒を飲み始めた刹那(せつな)にあるごとく、恋の衝動にもこういう際(きわ)どい一点が、時間の上に存在しているとしか思われないのです。一度平気でそこを通り抜けたら、馴(な)れれば馴れるほど、親しみが増すだけで、恋の神経はだんだん麻痺(まひ)して来るだけです。私はどう考え直しても、この従妹(いとこ)を妻にする気にはなれませんでした。 (查看原文)
    眠未 5赞 2018-09-06 16:05:18
    —— 引自章节:下 先生と遺書
  • 遺憾(いかん)ながら私は今その談判の顛末(てんまつ)を詳しくここに書く事のできないほど先を急いでいます。実をいうと、私はこれより以上に、もっと大事なものを控えているのです。私のペンは早くからそこへ辿(たど)りつきたがっているのを、漸(やっ)との事で抑えつけているくらいです。あなたに会って静かに話す機会を永久に失った私は、筆を執(と)る術(すべ)に慣れないばかりでなく、貴(たっと)い時間を惜(おし)むという意味からして、書きたい事も省かなければなりません。 (查看原文)
    眠未 5赞 2018-09-06 16:05:18
    —— 引自章节:下 先生と遺書
  • あなたはまだ覚えているでしょう、私がいつかあなたに、造り付けの悪人が世の中にいるものではないといった事を。多くの善人がいざという場合に突然悪人になるのだから油断してはいけないといった事を。あの時あなたは私に昂奮(こうふん)していると注意してくれました。そうしてどんな場合に、善人が悪人に変化するのかと尋ねました。私がただ一口(ひとくち)金と答えた時、あなたは不満な顔をしました。私はあなたの不満な顔をよく記憶しています。私は今あなたの前に打ち明けるが、私はあの時この叔父の事を考えていたのです。普通のものが金を見て急に悪人になる例として、世の中に信用するに足るものが存在し得ない例として、憎悪(ぞうお)と共に私はこの叔父を考えていたのです。私の答えは、思想界の奥へ突き進んで行こうとするあなたに取って物足りなかったかも知れません、陳腐(ちんぷ)だったかも知れません。けれども私にはあれが生きた答えでした。現に私は昂奮していたではありませんか。私は冷(ひや)やかな頭で新しい事を口にするよりも、熱した舌で平凡な説を述べる方が生きていると信じています。血の力で体(たい)が動くからです。言葉が空気に波動を伝えるばかりでなく、もっと強い物にもっと強く働き掛ける事ができるからです。 (查看原文)
    眠未 5赞 2018-09-06 16:05:18
    —— 引自章节:下 先生と遺書
  • 「その頃(ころ)は覚醒(かくせい)とか新しい生活とかいう文字(もんじ)のまだない時分でした。しかしKが古い自分をさらりと投げ出して、一意(いちい)に新しい方角へ走り出さなかったのは、現代人の考えが彼に欠けていたからではないのです。彼には投げ出す事のできないほど尊(たっと)い過去があったからです。彼はそのために今日(こんにち)まで生きて来たといってもいいくらいなのです。だからKが一直線に愛の目的物に向って猛進しないといって、決してその愛の生温(なまぬる)い事を証拠立てる訳にはゆきません。いくら熾烈(しれつ)な感情が燃えていても、彼はむやみに動けないのです。前後を忘れるほどの衝動が起る機会を彼に与えない以上、Kはどうしてもちょっと踏み留(とど)まって自分の過去を振り返らなければならなかったのです。そうすると過去が指し示す路(みち)を今まで通り歩かなければならなくなるのです。その上彼には現代人のもたない強情(ごうじょう)と我慢がありました。私はこの双方の点においてよく彼の心を見抜いていたつもりなのです。 (查看原文)
    眠未 5赞 2018-09-06 16:05:18
    —— 引自章节:下 先生と遺書
  • しかし私のもっとも痛切に感じたのは、最後に墨(すみ)の余りで書き添えたらしく見える、もっと早く死ぬべきだのになぜ今まで生きていたのだろうという意味の文句でした。 (查看原文)
    眠未 5赞 2018-09-06 16:05:18
    —— 引自章节:下 先生と遺書
  • 「書物の中に自分を生埋(いきう)めにする事のできなかった私は、酒に魂を浸(ひた)して、己(おの)れを忘れようと試みた時期もあります。私は酒が好きだとはいいません。けれども飲めば飲める質(たち)でしたから、ただ量を頼みに心を盛(も)り潰(つぶ)そうと力(つと)めたのです。この浅薄(せんぱく)な方便はしばらくするうちに私をなお厭世的(えんせいてき)にしました。私は爛酔(らんすい)の真最中(まっさいちゅう)にふと自分の位置に気が付くのです。自分はわざとこんな真似(まね)をして己れを偽(いつわ)っている愚物(ぐぶつ)だという事に気が付くのです。すると身振(みぶる)いと共に眼も心も醒(さ)めてしまいます。時にはいくら飲んでもこうした仮装状態にさえ入(はい)り込めないでむやみに沈んで行く場合も出て来ます。その上技巧で愉快を買った後(あと)には、きっと沈鬱(ちんうつ)な反動があるのです。私は自分の最も愛している妻(さい)とその母親に、いつでもそこを見せなければならなかったのです。しかも彼らは彼らに自然な立場から私を解釈して掛(かか)ります。 (查看原文)
    眠未 5赞 2018-09-06 16:05:18
    —— 引自章节:下 先生と遺書
  • しかし腹の底では、世の中で自分が最も信愛しているたった一人の人間すら、自分を理解していないのかと思うと、悲しかったのです。理解させる手段があるのに、理解させる勇気が出せないのだと思うとますます悲しかったのです。私は寂寞(せきばく)でした。どこからも切り離されて世の中にたった一人住んでいるような気のした事もよくありました。 (查看原文)
    眠未 5赞 2018-09-06 16:05:18
    —— 引自章节:下 先生と遺書
  • 直到先生已经去世的今天,我才明白,先生从一开始就没有讨厌我,他偶尔对我表现出的看似冷淡的寒暄和举动,并不是想疏远我的不快表现,而是内心有着创伤的先生,对于想要接近自己的人发出的警告——自己不值得接近,不要过来。拒绝别人亲近的先生,似乎在轻视别人之前早已轻视了自己。 (查看原文)
    在逃的貓 3赞 2019-12-29 08:38:07
    —— 引自第8页
  • “像是新婚夫妇。”先生说。 “够亲热的。”我应道。 先生甚至苦笑都未沁出,朝可以将两人排出视野的方向走去。然后这样问我: “你可恋爱过?” 我说没有。 “不想?” 我没回答。 “不是不想吧?” “嗯。” “看见那对男女,你嘲讽了一句吧?那嘲讽中夹杂着不快,一种渴求爱而又得不到对象的不快。” “听起来是那样子的?” “是这样子的。在爱情上得到满足的人声音会更温暖些的。不过……不过我跟你说,爱是罪恶,明白吗?” 我陡然一惊,什么也没回答。 (查看原文)
    Seashell这样啊 1回复 2赞 2012-05-22 16:38:48
    —— 引自第21页
  • "你可恋爱过?" 我说没有。 "不想?" 我没回答。 "不是不想吧?" "嗯。" "看见那对男女,你嘲讽了一句吧?那嘲讽中夹杂着不快,一种渴求爱而又得不到对象的不快。 "听起来是那样子的?" "是这样子的。在爱情上得到满足的人的声音会更温暖些的。不过......不过我跟你说,爱是罪恶,明白吗?" 我陡然一惊,什么也没回答。 (查看原文)
    zhg 3赞 2013-09-10 00:04:19
    —— 引自第21页
  • 差不多和我开始坐立不安同一时候,在父母眼里原本珍稀的我也渐渐变得无足为奇了。我想这大约是暑假回家谁都同样体验到的心情,一个星期以内被娇生惯养待为上宾,而一旦按常规越过顶峰,住下家人的热情便渐渐冷淡,最后往往就不当一回事,甚至有没有似乎都无所谓了。我在家时间也已越过顶峰。加之我每次回家都从东京带回父母莫名其妙的怪味儿,就像过去把天主教味道带到儒者之家一样,我带回的东西也与父母格格不人。当然我是有意藏而不露的。但原本就是附在身上的东西再隐藏也会在不觉之中给父母注意到。我终于没了兴趣,想快些返回东京。 (查看原文)
    萌萌的千夏酱 3赞 2020-04-25 10:40:09
  • 餐桌果然在客厅靠近檐廊的地方摆好。织有花纹的浆硬的厚桌布楚楚动人地反射着电灯光。在先生家吃饭,笃定在西餐馆方可见到的白亚麻布上摆上碗筷,而且必定刚刚洗过,雪白雪白。 (查看原文)
    Cos40°の僕 2012-07-13 10:44:56
    —— 引自第60页
  • “九月见。”先生道。 寒暄完毕,我迈步走向格子门外。房门与院门之间有一株郁郁葱葱的丹桂树,像要挡住我去路似的在夜幕下张开枝叶。我望着覆盖黑魆魆叶片的树梢走了两三步,想像它在秋日里的花朵和馨香。我将先生家的房子和这株丹桂树记在了一起,似乎二者从不曾在我心中分开。在我刚好站在树前想象今年秋天再度跨进先生家门的情景时,从格子门射出的灯光倏然熄了。看样子先生夫妇进到里边去了。我一个人来到黑乎乎的院外。 (查看原文)
    Cos40°の僕 2012-07-13 10:44:56
    —— 引自第60页
<前页 1 2 3 4 5 6 7 8 9 ... 15 16 后页>