プロローグ 四日違いの光と影
『独裁者』ストーリー
凡例
第一章 チャップリンの髭,ヒトラーの髭
二人の天才の誕生 チャップリンと第一次世界大戦 自由公債キャンペーン 『担へ銃』――史上初の厭戦映画 ヒトラーの髭はチャップリンのまねか
第二章 ヒトラーの台頭とチャップリン攻撃
世界メディアの誕生,そしてベルリン来訪 天才演説家の誕生と反ユダヤ主義の伸張 「チャップリン=ユダヤ」攻撃の開始 二人の運命を変えたトーキー ベルリン再訪――ナチスとチャップリンの初の直接対決 「愛国心は狂気だ」 第三帝国の映画統制――チャップリンの全面禁止 ナチスの嫌がらせ訴訟 世界に広がった「チョビ髭比べ」
第三章 「チャップリンのナポレオン」――幻の反〈独裁者〉プロジェクト
ナポレオン映画化プロジェクトの始まり ナポレオンと身代わりの「一人二役」 脚本完成――反戦の思いをこめて 『モダン・タイムス』公開と「ナポレオン」への迷い 断念
第四章 「プロダクション♯6」――『独裁者』製作準備
『独裁者』製作のきっかけ アイディア熟成とストーリー構成作業 強制収容所の実態を予言 ヒンケルとナパローニ――二人の独裁者の原型 最初のストーリー構成 『独裁者』製作の噂とナチスの妨害 スタジオ準備期へ ヒンケルの妻 兄シドニーと弟ウィーラー 脚本完成 ヒトラーの反応とドイツ,イタリア,そしてイギリスからの圧力 本国アメリカでの逆風 第二次世界大戦開戦の報せ
第五章 開戦,そして撮影開始
白熱する撮影 ヒンケルに変貌したチャップリン 地球儀のダンス 「小型飛行船」とジャック・オーキーの参加 本撮影終了 長期化する戦争,長期化する製作
第六章 演 説
カットされた「踊る兵士たち」 ラストシーンの最初の構成 「演説のアイディア」 撮影台本における演説シーン ヒトラーの進撃とチャップリンの孤独な闘い ヒトラーのパリ入城の翌日に演説の撮影 逆風から待望へと変わった世論
第七章 完成――作品分析,公開とその衝撃
チャーリーの道のり 『独裁者』細見 サイレント/トーキー映画 「ユダヤ人映画」の枠を超えて 音楽映画,ダンス映画としての『独裁者』 「心理」その1 ゲットーの謀略 「心理」その2 ヒンケルとナパローニ ユナイトの宣伝作戦――子供たちは独裁者ごっこをしましょう! 公開の日 賛否入り混じったアメリカの批評 国を挙げて大絶賛したイギリス ドイツの反『独裁者』キャンペーン チャップリンとヒトラーの「世界大戦」 戦中の日本人と『独裁者』 ヒトラーは見たのか
第八章 『独裁者』というメディア
終わらなかった闘い 冷戦期のチャップリン――「平和の煽動者」の苦難 アメリカでのチャップリン再評価 日本公開と『独裁者』の現在 笑いという武器――戦時中の他の反ナチス映画との比較 ヒンケルのデタラメ演説を「翻訳」 フィルムには毒が入っている 永遠に「現在」を拓く,ラストの演説
エピローグ 「それが私たちの希望だ――」
『独裁者』結びの演説
謝辞
主要参考資料・文献
注
『独裁者』スタッフ・配役など
ヒンケルのデタラメ・ドイツ語解読
図 著作権・所蔵元・出典
· · · · · · (
收起)
还没人写过短评呢