中国は広い。東西南北に風土は異なり、いくつもの民族や文化が混在している。 しぜん、飲食の伝統も土地によってさまざまだ。時代が流れ、人びとの身なりや 住む家、街のようすはすっかり変わってしまったが、食卓に上る器の中の食べ物 だけは、いまなお中国の文明に特有の痕跡をとどめている。 そんな人びとの肺腑に沁みついた味の数々を、「家で落ちついて食べる料理」「街角 で気ままに楽しむ料理」「レストランで味わう精緻な料理」に分け、情感ゆたかに描き出す。 中国でおいしいものを追い求める“吃貨(くいしんぼう)"たちの胃袋をとらえた、垂涎必至の絶品エッセイ! [目次抄] ◎家で食べる 紅焼肉/青団/春餅/炸醬麵/猫耳朶/窩頭/鮁魚餃子/包子/手把肉/麻豆腐/涮羊肉/粽子/元宵/自来紅(ほか全27編) ◎街角で食べる 豆腐脳/牛大碗/過橋米線/煎餅/豆汁児/臭豆腐/驢打滾児/爆肚児/茴香豆/鴨血粉糸湯/雲吞麵/川味牛肉麵(ほか全30編) ◎飯店(レストラン)で食べる 夫妻肺片/龍井蝦仁/万三蹄/西湖醋魚/九転大腸/西瓜鶏/獅子頭/古老肉/牡丹燕菜/毛肚火鍋/烤鴨/詩礼銀杏(ほか全26編)
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