太平洋戦争開戦の5年前、熊本県須恵村(現あさぎり町)覚井集落に居を構え、約1年間村を調査したアメリカ人社会人類学者が、田植えなどの協同活動「かったり」や任期制の世話人「主どうり」などボスのいない自治の仕組み、家族構造や教育、宗教、行事などむらの全貌を克明に記録。帰国後の1939年に刊行された“Suye Mura:A Japanese Village”は英語圏における戦前随一の日本農村研究となり、ルース・ベネディクトのベスト&ロングセラー『菊と刀』(46年)の重要な参考資料となった。刊行後80年を経て全容を現す幻の名著。
作者简介
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1908年アメリカ・コネティカット州生まれ。社会人類学者。トロント大学で人類学修士号取得。シカゴ大学に進み、1935年から約1年間、妻・エラとともに熊本県須恵村(現あさぎり町)に滞在、農村調査を行なう。帰国後博士号を取得。39年“Suye Mura:A Japanese Village”刊行。50年、42歳のとき、18歳の娘クレアとともに事故死。
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