【目次】
第1章 物語と構造
言葉の位相――少女まんがにおける〈固有の論理〉について
内面の発見と喪失――少女まんがにおける「ことば」の変容
〈学バン狩り〉のフォークロア――紡木たく「これからもずっと」
〈枠組〉としてのフォークロア――佐藤史生「馬祀祭」
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【目次】
第1章 物語と構造
言葉の位相――少女まんがにおける〈固有の論理〉について
内面の発見と喪失――少女まんがにおける「ことば」の変容
〈学バン狩り〉のフォークロア――紡木たく「これからもずっと」
〈枠組〉としてのフォークロア――佐藤史生「馬祀祭」
〈境界〉をめぐって――花郁悠紀子「フェネラ」
〈マレビト〉の構造――吉田秋生「カリフォルニア物語」
〈無縁〉としての下宿――高橋留美子「めぞん一刻」
二つの「ナウシカ」 主題の〈ズレ〉をめぐって――宮崎駿「風の谷のナウシカ」
虚実の遊戯者――梶原一騎「四角いジャングル」
私小説家ごっこ
まんがの無国籍性をめぐって
シミュラークルの荒野からの始まり
大友克洋――あらかじめ失われた〈物語〉
〈まんが〉の形態学
〈ファミコンまんが〉の方法
ゲームの追体験としてのまんが
『リボン』のふろくと消費する〈少女〉たち
「乙女ちっく」の力
〈変体少女文字〉――消費社会を呑み込むかわいいカルチャー
〈学校〉――束の間の無縁の場
第2章 成熟とジェンダー
〈14歳少女〉の構造
〈産む性〉としての少年――〈性差の少女まんが史〉のために
〈少女殺し〉という主題――大島弓子『いちご物語』をめぐって
〈男の子〉――飛べない少女と空を飛ぶ神々
人身御供の時代のために――岡崎京子『pink』の読み方
少女まんがの困難さ
「部屋」を失った後に
「ここ」で生きる覚悟
凡庸さの中への着地
庇護者としての猫
女性まんが家にとって母性とは何か
双子物語論
聖霊の通路
語学留学の「気分」
フェミニズムはモラトリアム思想である
「ちびまる子ちゃん」とノスタルジーの技術
まんがにとって〈子供〉とは何か――捨て子のまんが史
子供論にとっての楳図かずお
ニワトリ男は14歳で大人になる
隠れ里と母体回帰願望
第3章 性表現と身体
記号的身体の呪縛――手塚治虫「まんが記号説」批判
手塚治虫は「有害」だった
美少女症候群――不在の〈強姦者〉
性的コミックという枠組――あるいは山本直樹『Blue』の読み方
性的身体をいかに描くか
「有害コミック」騒動のための覚え書き
「有害コミック騒動」と戦後民主主義という装置
手塚治虫という禁忌
戦後まんがの表現空間
補論 三島由紀夫の「首」と「1970年」の蜂起する少年まんが
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收起)
还没人写过短评呢