■見知らぬ町の朝は、いいものだ——ひとり旅の名手が訪ねた16の町の記憶
小さな町が好きだ。ながらくあちこち旅してきたので、カンといったものができている。
「この町はどうかナ」
日ごろから気をつけている。新聞や雑誌で見かけると、切り取っておく。何かの用で出かけたとき、ついでに寄り道をする。まるで知らない町だが、なぜかよさそうな気がして、ためしに立ち寄ってみた、といったこともある。
「アレレ……」
お目あてのところが案に相違してつまらなく、しかたなしに一つとなりに移ったら、とてもいい町と出くわした。そんなケースもある。(「まえがき」より)
旅とエッセイの名手である池内紀が、独自の嗅覚で訪ね歩いた、日本各地の誇り高き、十六の町の旅の記憶。
■「北から南へ」
——斜里町(北海道)、上川町(北海道)、岩内町(北海道)、金山町(山形県)、登米町(宮城県)、三春町(福島県)、大多喜町(千葉県)
■「東から西へ」
——渥美町(愛知県)、朝日町(富山県)、木之本町(滋賀県)、岩美町(鳥取県)、上関町(山口県)、津和野町(島根県)、佐川町(高知県)、星野村(福岡県)、湯前町(熊本県)
0 有用 PRIsME 2024-09-24 06:57:55 美国
个人比较喜欢旅行游记类的书所以找了这本,但实际上除了开头其他都较为无聊,没怎么读出来每个小镇的吸引之处。 以及读日文真的挺痛苦的,特别是不认识的词需要查的时候,以后坐车还是读中文书吧。