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以下的绘文原文字来自网友yanmin的博客"蜻蜓点水"
http://yanmin.name/,谢谢TA的工作.如果有朋友懂日语,能请帮忙翻译一下吗? 同样感谢不尽.
001 戦いにやぶれ、/敗走する仲間に、/はぐれた武士がひとり、/森の中を迷っていた。
002 疲れを忘れる程さまよった頃/武士は森に灯を見つけた。
003 そこは大きな樹の洞を利用して作られた家だった。/人気はなく、食い物がたくさんあった。
004 つい、/ガツガツと無断で食べ始めた。/と、ふいにあやしい気配がした。
005 主がもどってきたのだ。
006 そこはこの山に巣くう/おそろしい大山猫の家だった。
007 「おまえが食った飯を、今度は俺が、おまえごと食う」/びっくりした武士はあわてて命乞いをした。/「助けてくれ、わしの三人の娘のうち、ひとりを嫁にやるから」
008 もののけは包丁を止め、少し考えた。/「ひとりだけか?……まあいいだろう」
009 「その約束、忘れるな」/命をとりとめた武士は、/もののけに館まで送ってもらうことになった。
010 「クソッ、重いやつだ……!」
011 「一方、武士の館では、」
012 「殿の行方が判らんじゃと!」/戦に負け、先に逃げ帰って来た部下に/奥方がカンカンになって怒っていた。
013 館に着くと武士は上空から突然、落っことされた。/「嫁は満月の夜に迎えに行くぞ」/「ワーッ」
014 武士は大屋根の瓦にひっかかった。/「殿が空から降ってきた」/館の中は大騒ぎとなった。/「やれ、情けなや」
015 「かくかくしかじか……」/館に入り、事の次第を説明した。
016 「戦いに敗れ、/おまけにもののけに娘をやれとは、なんという不甲斐なさ!/おりしも敵軍が国境に迫っているというのに!」/奥方は一の姫、二の姫を連れてさっさと里へ帰ってしまった。/残ったのは、心やさしい三の姫のみだった。
017 敵軍が国境にせまり、満月の夜が近づいていた。/追いつめられた武士の前に、/天井を突き破って大屋根の鬼瓦が現れた。/「身体を貸せば、強い男にしてやろう」/三の姫が止めるのもきかず、/武士は鬼瓦の話にまんまとのってしまった。/鬼瓦に悪霊が宿っていることなぞ、つゆ知らずに……。
018 武士は生まれかわった。/ガツガツと大量の飯をかきこみ、/先祖伝来の重すぎて着られなかった甲冑も、軽々と着込んだ。
019 押し寄せた敵軍を、たったひとりで迎え打ち、
020 次々と死人の山を築いてゆき、/武士は世にも恐ろしい武将に変身した。
021 武士は、しだいに、/秘密を知っている三の姫がうとましくなった。/だが、姫を遠ざけるなどたやすい事。/悪霊はもののけが来ることを知っていた。
022 そして、約束どおり/もののけが嫁とりに来た。
023 「お前なぞ、もののけの嫁がちょうどいい」/武士の嬉々とした声が響いた。
024 それでも父を心配し、/別れを惜しむ姫を/もののけが促した。
025 もののけに背負われ/三の姫は人里はなれた土地へと/連れ去られていった
026 洞に着き、用意していた食べ物を並べた。/「さあ、婚礼じゃ。飲め、食え」/浮かれるもののけに対し、姫はかたくなに言い放った。/「父を人間に戻すまでは、嫁になるわけにはいきません。」
027 いっこうになびかぬ姫に、/もののけが逆上した。
028 「言うこと聞かぬ姫など食っちまう」/「煮えるまで出てくるな」
029 「……」/おどせど/すかせど/降参しない。/ついにもののけが/あきらめた。/「ええい、/どうしろと言うんじゃ」
030 「どうか力を貸してください。/悪霊を退散させることが出来たら、/必ず、あなたの嫁になりますから……」/もののけは三の姫の願いを聞き入れた。/「しょうもない。その約束を忘れるな」
031 山また山のその奥に、もの知りの亀が住むという。/悪霊退散の方法を探す、つらい旅がはじまった。
032 弱音を吐くかとおもいきや/三の姫はけなげに耐えた。
033 なんとめんどうなと苛立ちながらも/おのずと、もののけの情は姫に移っていった。
034 深山幽谷を抜け、/国が生まれた時からの森を通り、
035 ついに、大亀と出会った。
036 もの知りの大亀は三の姫の話に耳をかした。/「求める心があるからこそ、悪霊は人にとりつくのだ。/少しの間、悪霊の力を押さえる力を与えよう。/望みがあるとするならば、/お前の父に人の心がわずかでも残っていることだ……」
037 「湖の底に/太古からの宝物が沈んでいる。/力はその中にある」/大亀の言葉に、三の姫は湖へ入っていった。
038 宝物--それは、長い年月を経ても/なおも変わらず光を放つ、青銅の鏡だった。
039 陸に上がった姫に、大亀が最後の忠告をした。/「あとはお前の心の強さが、すべてを決めるだろう……」
040 大亀に礼を言い、/ふたりは故里に急ぎ帰った。
041 そのころ/悪霊は遠視の術で/不吉な光が近づくのを知っていた。
042 三の姫は故里の有り様に茫然となった。/あれからたった一年の歳月で、/小さな山国の館は、巨大な城に変わっていた。/いまや悪霊の力はおぞましく強大なものになっていたのだ。
043 武具の音が鳴り響き、
044 鉄を打つ炎が大地をこがし、
045 圧政に苦しむ人々の/怨嗟の声が地に満ちていた。
046 三の姫に討っ手がくり出されたが、
047 もののけが姫を守り、大奮戦した。
048 「俺の嫁に手を出すな!」
049 しかし/討っ手の銃に追い詰められ、/やむなく崖下へと逃れた。
050 傷つきながらも/もののけは姫を守った。
051 「無理に嫁になれとは言わぬ。一緒に山へ帰らんか」/今はふたりの心にかよいあうものがあった。
052 もののけが深い眠りについた頃、/姫はそっと鏡を取り出した。
053 月の光の中で/眠っている少年の姿が/鏡にうつった。/それは、/もののけの本当の姿だった。
054 けもののように暴れ、
055 けもののように/暮らすうちに、
056 いつしか少年は/けものの姿に/なってしまった。
057 三の姫は/もののけの悲しみを知った。
058 「でも、/あなたとの約束をはたすことは出来ません。/私は父のもとへまりります。/どうか許して下さい」
059 三の姫はひとり、/父の城へとおもむいた。
060 「もののけの元に嫁いだ娘が/里帰りしたのです。/道をあけなさい」/三の姫の気品ある態度に/旗本達も道をあけた。
061 目覚めたもののけは/姫がいないのに気づいた。
062 あわてて村へ走った。/「三の姫をみなかったか!」/「お、お城へ行きました。おひとり」/「ナニッ!」
063 城へむかい、もののけは走った。/姿をかくすことも忘れて。
064 一直線に/おどろく兵達を気にも止めず、飛び込んで行った。
065 城では/三の姫は父の元へと/足を進めた。
066 そこには/姫の知る館の名残りは/なに一つとして/残されていなかった。
067 姫は奥へ、奥へと進んでいった。
068 そして/父娘は出会った。
069 「もののけに嫁いだ娘が、父親に逆らうとは/思い上がりのおろか者めっ」/父は、もはや心ばかりか、身体まで/悪霊に食いつくされていた。
070 殺気と/おぞましい霊気を一身にあびながら、/三の姫は立ち向かった。
071 「じゃまだ、どけ!」/悪い予感にもののけはあせった。
072 刀を振りかざし、むかってくる悪霊に/姫はかくし持っていた鏡をかざした。/瞬間、悪霊がたじろいだ。
073 三の姫は/父のふところに身を投げた。/鏡はこなごなに砕け、/たまりかねた悪霊が/武士の身体から逃れ出た。
074 後に残ったのは/精気を吸い取られ、/弱り果てた父の姿だった。/娘は父を抱きしめた。
075 逃れ出た悪霊は/かたわらの甲冑に乗り移った。
076 血をすすって成長していた悪霊は/実体になりつつあった。
077 父娘へむけ/鉄面の口から地獄の劫火がほとばしった。
078 その時/もののけが飛び込んで来た。
079 炎を一身に受け止め/火だるまになりつつ、悪霊に襲いかかった。
080 かなわじと逃れる悪霊に/なおも、もののけが追いすがった。
081 ふたりを炎が包み込んだ。
082 後を追って来た/三の姫の目の前で、
083 「ギャーッ」/悪霊が燃えつき、/力つきたもののけが崩れ落ちていった。
084 もののけにかけより/三の姫が泣きすがった。/と、その腕が動いた/生きている!
085 「わしは山いちばんの/もののけだ。/かわいい嫁をのこして/死んでたまるか」
086 「ワッハハハ」
087 武士は/娘に看取られながら/人間として息をひきとった。
088 圧政に苦しんでいた/人々が立ち上がった。
089 城門は打ち砕かれ/火の手が広がった。/悪霊の築いた城は燃え落ちた。
090 もののけは娘を肩に乗せ/山へ帰って行った……。
http://yanmin.name/,谢谢TA的工作.如果有朋友懂日语,能请帮忙翻译一下吗? 同样感谢不尽.
001 戦いにやぶれ、/敗走する仲間に、/はぐれた武士がひとり、/森の中を迷っていた。
002 疲れを忘れる程さまよった頃/武士は森に灯を見つけた。
003 そこは大きな樹の洞を利用して作られた家だった。/人気はなく、食い物がたくさんあった。
004 つい、/ガツガツと無断で食べ始めた。/と、ふいにあやしい気配がした。
005 主がもどってきたのだ。
006 そこはこの山に巣くう/おそろしい大山猫の家だった。
007 「おまえが食った飯を、今度は俺が、おまえごと食う」/びっくりした武士はあわてて命乞いをした。/「助けてくれ、わしの三人の娘のうち、ひとりを嫁にやるから」
008 もののけは包丁を止め、少し考えた。/「ひとりだけか?……まあいいだろう」
009 「その約束、忘れるな」/命をとりとめた武士は、/もののけに館まで送ってもらうことになった。
010 「クソッ、重いやつだ……!」
011 「一方、武士の館では、」
012 「殿の行方が判らんじゃと!」/戦に負け、先に逃げ帰って来た部下に/奥方がカンカンになって怒っていた。
013 館に着くと武士は上空から突然、落っことされた。/「嫁は満月の夜に迎えに行くぞ」/「ワーッ」
014 武士は大屋根の瓦にひっかかった。/「殿が空から降ってきた」/館の中は大騒ぎとなった。/「やれ、情けなや」
015 「かくかくしかじか……」/館に入り、事の次第を説明した。
016 「戦いに敗れ、/おまけにもののけに娘をやれとは、なんという不甲斐なさ!/おりしも敵軍が国境に迫っているというのに!」/奥方は一の姫、二の姫を連れてさっさと里へ帰ってしまった。/残ったのは、心やさしい三の姫のみだった。
017 敵軍が国境にせまり、満月の夜が近づいていた。/追いつめられた武士の前に、/天井を突き破って大屋根の鬼瓦が現れた。/「身体を貸せば、強い男にしてやろう」/三の姫が止めるのもきかず、/武士は鬼瓦の話にまんまとのってしまった。/鬼瓦に悪霊が宿っていることなぞ、つゆ知らずに……。
018 武士は生まれかわった。/ガツガツと大量の飯をかきこみ、/先祖伝来の重すぎて着られなかった甲冑も、軽々と着込んだ。
019 押し寄せた敵軍を、たったひとりで迎え打ち、
020 次々と死人の山を築いてゆき、/武士は世にも恐ろしい武将に変身した。
021 武士は、しだいに、/秘密を知っている三の姫がうとましくなった。/だが、姫を遠ざけるなどたやすい事。/悪霊はもののけが来ることを知っていた。
022 そして、約束どおり/もののけが嫁とりに来た。
023 「お前なぞ、もののけの嫁がちょうどいい」/武士の嬉々とした声が響いた。
024 それでも父を心配し、/別れを惜しむ姫を/もののけが促した。
025 もののけに背負われ/三の姫は人里はなれた土地へと/連れ去られていった
026 洞に着き、用意していた食べ物を並べた。/「さあ、婚礼じゃ。飲め、食え」/浮かれるもののけに対し、姫はかたくなに言い放った。/「父を人間に戻すまでは、嫁になるわけにはいきません。」
027 いっこうになびかぬ姫に、/もののけが逆上した。
028 「言うこと聞かぬ姫など食っちまう」/「煮えるまで出てくるな」
029 「……」/おどせど/すかせど/降参しない。/ついにもののけが/あきらめた。/「ええい、/どうしろと言うんじゃ」
030 「どうか力を貸してください。/悪霊を退散させることが出来たら、/必ず、あなたの嫁になりますから……」/もののけは三の姫の願いを聞き入れた。/「しょうもない。その約束を忘れるな」
031 山また山のその奥に、もの知りの亀が住むという。/悪霊退散の方法を探す、つらい旅がはじまった。
032 弱音を吐くかとおもいきや/三の姫はけなげに耐えた。
033 なんとめんどうなと苛立ちながらも/おのずと、もののけの情は姫に移っていった。
034 深山幽谷を抜け、/国が生まれた時からの森を通り、
035 ついに、大亀と出会った。
036 もの知りの大亀は三の姫の話に耳をかした。/「求める心があるからこそ、悪霊は人にとりつくのだ。/少しの間、悪霊の力を押さえる力を与えよう。/望みがあるとするならば、/お前の父に人の心がわずかでも残っていることだ……」
037 「湖の底に/太古からの宝物が沈んでいる。/力はその中にある」/大亀の言葉に、三の姫は湖へ入っていった。
038 宝物--それは、長い年月を経ても/なおも変わらず光を放つ、青銅の鏡だった。
039 陸に上がった姫に、大亀が最後の忠告をした。/「あとはお前の心の強さが、すべてを決めるだろう……」
040 大亀に礼を言い、/ふたりは故里に急ぎ帰った。
041 そのころ/悪霊は遠視の術で/不吉な光が近づくのを知っていた。
042 三の姫は故里の有り様に茫然となった。/あれからたった一年の歳月で、/小さな山国の館は、巨大な城に変わっていた。/いまや悪霊の力はおぞましく強大なものになっていたのだ。
043 武具の音が鳴り響き、
044 鉄を打つ炎が大地をこがし、
045 圧政に苦しむ人々の/怨嗟の声が地に満ちていた。
046 三の姫に討っ手がくり出されたが、
047 もののけが姫を守り、大奮戦した。
048 「俺の嫁に手を出すな!」
049 しかし/討っ手の銃に追い詰められ、/やむなく崖下へと逃れた。
050 傷つきながらも/もののけは姫を守った。
051 「無理に嫁になれとは言わぬ。一緒に山へ帰らんか」/今はふたりの心にかよいあうものがあった。
052 もののけが深い眠りについた頃、/姫はそっと鏡を取り出した。
053 月の光の中で/眠っている少年の姿が/鏡にうつった。/それは、/もののけの本当の姿だった。
054 けもののように暴れ、
055 けもののように/暮らすうちに、
056 いつしか少年は/けものの姿に/なってしまった。
057 三の姫は/もののけの悲しみを知った。
058 「でも、/あなたとの約束をはたすことは出来ません。/私は父のもとへまりります。/どうか許して下さい」
059 三の姫はひとり、/父の城へとおもむいた。
060 「もののけの元に嫁いだ娘が/里帰りしたのです。/道をあけなさい」/三の姫の気品ある態度に/旗本達も道をあけた。
061 目覚めたもののけは/姫がいないのに気づいた。
062 あわてて村へ走った。/「三の姫をみなかったか!」/「お、お城へ行きました。おひとり」/「ナニッ!」
063 城へむかい、もののけは走った。/姿をかくすことも忘れて。
064 一直線に/おどろく兵達を気にも止めず、飛び込んで行った。
065 城では/三の姫は父の元へと/足を進めた。
066 そこには/姫の知る館の名残りは/なに一つとして/残されていなかった。
067 姫は奥へ、奥へと進んでいった。
068 そして/父娘は出会った。
069 「もののけに嫁いだ娘が、父親に逆らうとは/思い上がりのおろか者めっ」/父は、もはや心ばかりか、身体まで/悪霊に食いつくされていた。
070 殺気と/おぞましい霊気を一身にあびながら、/三の姫は立ち向かった。
071 「じゃまだ、どけ!」/悪い予感にもののけはあせった。
072 刀を振りかざし、むかってくる悪霊に/姫はかくし持っていた鏡をかざした。/瞬間、悪霊がたじろいだ。
073 三の姫は/父のふところに身を投げた。/鏡はこなごなに砕け、/たまりかねた悪霊が/武士の身体から逃れ出た。
074 後に残ったのは/精気を吸い取られ、/弱り果てた父の姿だった。/娘は父を抱きしめた。
075 逃れ出た悪霊は/かたわらの甲冑に乗り移った。
076 血をすすって成長していた悪霊は/実体になりつつあった。
077 父娘へむけ/鉄面の口から地獄の劫火がほとばしった。
078 その時/もののけが飛び込んで来た。
079 炎を一身に受け止め/火だるまになりつつ、悪霊に襲いかかった。
080 かなわじと逃れる悪霊に/なおも、もののけが追いすがった。
081 ふたりを炎が包み込んだ。
082 後を追って来た/三の姫の目の前で、
083 「ギャーッ」/悪霊が燃えつき、/力つきたもののけが崩れ落ちていった。
084 もののけにかけより/三の姫が泣きすがった。/と、その腕が動いた/生きている!
085 「わしは山いちばんの/もののけだ。/かわいい嫁をのこして/死んでたまるか」
086 「ワッハハハ」
087 武士は/娘に看取られながら/人間として息をひきとった。
088 圧政に苦しんでいた/人々が立ち上がった。
089 城門は打ち砕かれ/火の手が広がった。/悪霊の築いた城は燃え落ちた。
090 もののけは娘を肩に乗せ/山へ帰って行った……。