Name: 江戸開幕
ISBN: 9784062923842

作者: 藤井　讓治 / 藤井让治
出版社: 講談社
出版年: 2016-9-10
页数: 384
定价: 本体1,180円（税別）
装帧: Paperback
丛书: 講談社学術文庫
ISBN: 9784062923842

豆瓣评分

评价人数不足

评价:

内容简介 · · · · · ·

家康と秀忠、家光の徳川三代が、どのようにして二百六十余年に及ぶ盤石な幕府体制を築きえたか。大坂の陣を前にした一門、譜代大名配置による大坂包囲網の完成をはじめ、豊臣恩顧の外様大名対策や天皇・公家など朝廷への支配権確立、さらに将軍が病床にあっても政治がスムーズに運営される老中制度の成立など、長期政権を支えた様々な要因を解明した近世日本史の名著。

(展开全部)

豊臣氏の関白政権とは異なる将軍制を選んだ家康と秀忠、家光の徳川三代が、どのように二百六十余年におよぶ盤石な幕府体制を築き上げたか。その要因を豊臣恩顧の外様大名対策や天皇・公家など朝廷への支配権確立、幕府老中制度の成立などから明らかにする。1600年、関ケ原の合戦に勝利し、1603年に征夷大将軍になったあとも家康と豊臣秀頼の君臣関係は明確とならず、この矛盾は1615年、大坂夏の陣による豊臣氏滅亡によってようやく解消される。真田丸を砦に家康本陣に突入、徳川方を大混乱に陥れた真田幸村は奮戦むなしく松平忠直の兵に討たれた。徳川方15万5千、豊臣方5万5千という関ケ原を上回る大規模な戦闘の結果、徳川幕府は名実ともに天下を掌握。同年、「武家諸法度」と「禁中並公家諸法度」公布で全国の大名および朝廷への幕府権力浸透を図る。翌1616年の家康死去後、1620年の大坂城大普請が「御代替わりの御普請」とよばれたように秀忠死去直後の家光による熊本藩加藤忠広の改易は「御代始めの御法度」としてなされ、いずれも将軍の権威と権力を高めた。これ以前の1609年、朝廷内で起こった宮女と公家衆の密通事件で家康は後陽成天皇の厳罰姿勢に介入し、穏便な処分を下すことで天皇・朝廷をその政治体制に組み込むことを認めさせた。あらゆる機会を利用しながら、幕府権力を拡大し、島原の乱を経て鎖国を完成させた幕府は日本を「華」とし、朝鮮通信使・琉球の慶賀使、オランダ商館長の江戸参府を通じて、それらを「夷」とする日本型華夷秩序を幕末まで存続させたのだ。

原本：『日本の歴史　12　江戸開幕』集英社　1992年刊

江戸開幕的创作者 · · · · · ·

藤井让治作者

作者简介 · · · · · ·

著：藤井　讓治（フジイ　ジョウジ）

藤井譲治（ふじい　じょうじ）１９４７年、福井県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。京都大学大学院教授を経て京都大学名誉教授。専攻は日本近世政治史。主な著書に『江戸幕府老中制形成過程の研究』（校倉書房）、『徳川家光』（吉川弘文館）、『幕藩領主の権力構造』（岩波書店）、『天皇の歴史０５巻　天皇と天下人』（講談社）などがある。

目录 · · · · · ·

はじめに　政治の時代
第一章豊臣から徳川へ
１　関ケ原の戦い
２　家康将軍となる
３　慶長一六年の上洛
４　大坂の陣
· · · · · · (更多)

原文摘录 · · · · · · ( 全部 )

如同对待大名一样，家康在一六O一年时也并未向公家和门迹颁发领知宛行状，直到一六一七年秀忠オ同时向大名和公家、门迹、寺社一齐颁布了领知宛行状。自此以后，每逢将军更替之时，公家和门迹也会收到更新的领知宛行状。也就是说，通过颁发领知宛行状，公家及门迹与大名及寺社一起，被整编到了作为天下人的将军的统治之下，单从这一方面来讲，公家其实并非天皇的家臣，而是将军的家臣：一六一三年《公家众法度》中规定的诸公家须刻勉于“各家之学”这一点，也是对将军的奉公。（P112）针对幕府如此压迫朝权的行为，后水尾天皇采取了让位的方式来进行抗议。其实对天皇来说，除此之外，他也没有其他抵抗幕府的方式了。（P122）后水尾天皇的突然让位的确是对幕府的猛烈一击，也着实造成了幕府的荒乱。但幕府反而抓住这次机会，加大了对朝廷“政事”和上皇行动的限制力度，还介入了对传奏的任免，进一步确立了幕府对武家官位的垄断。此外，幕府还让摄家一如既往地深入天皇和朝廷的决策层面，使其管理公家，同时言明摄家若不履约则为“过失”，以此成功将摄家纳入了幕府对朝廷的支配体系。（P126） (查看原文)

cc修文 2赞 2020-09-04 15:14:33

—— 引自章节：三章将军与天皇
秀忠就任将军并不意味着掌握了对所有大名的军事指挥权，实际上这一权力分散在家康和秀忠二人手中。其背后的现实原因是，将军一职乃朝廷官职，仅凭就任将军并不能真正号令诸大名。不仅如此，秀忠对东国诸大名的军事指挥权也并非因为秀忠本身的实力，而是取决于“天下人”家康的实力。也就是说，对于家康而言，这一权力分属实际上是为了维系德川政权和强化将军秀忠的权力，用以树立秀忠威信的一项策略。（P57）德川氏大坂城的修筑从一六二0年到一六二九年（宽永六年）为止一共历经三期工程，耗费了十年的岁月才最终完成。修筑如此巨大城郭的意图或者说意义在于，用更加雄伟的城郭抹杀象征着曾统一并君临天下的丰臣秀吉之威严光辉的“丰臣氏大坂城”，此举不仅向大坂，更是向西国所有人炫耀了德川氏力量之强大并由此稳固了德川政权。（P81） (查看原文)

cc修文 1赞 2020-08-31 17:45:30

—— 引自章节：二章大御所与将军